印鑑のオーダーメイド
印鑑はオーダーメイドにかぎります。
「オーダーメイド」っていうフレーズだけを見ると大げさな気がするかもしれませんが、
印鑑をオーダーメイドで作るっていうことはぜんぜん特別なことではありません。
オーダーメイドの反対は「既製品」ですが、これは印鑑屋さんや文房具屋さんの店先に
ずらっとあいうえお順に展示されているような、あらかじめ苗字や名前が刻印されたものの中から
自分の姓名に当てはまるものを探して買ってくるものを指します。
プラスチックなどでできていて安価です。
シャチハタもそうです。
珍しい姓名であったり、店頭で購入しないで注文する場合などは、業者に依頼するので
オーダーメイドみたいな気持ちになりますが、結局は機械彫りなのでオリジナル印鑑とは言いがたいです。
もちろん細かな注文をつけて刻印する文字やボディ部分のカラーをアレンジすれば、
印面が機械彫りであっても自分だけのオリジナリティーがある印鑑であることには間違いありません。
ただここで大切にしたい「オリジナル」の基準でいうと、印面が機械彫りという時点で違うのです。
印鑑は身分証明の道具のひとつです。
免許証やパスポートと同じ役目なわけです。
免許証やパスポートなら写真付きなので、写真と本人が同一なことが本人証明になるのですが、
印鑑の場合には印面と印影が一致することでそれを証明することになります。
つまり印鑑に求められるオリジナリティーは、人ひとりひとりの顔の違いレベルのオリジナリティーなのです。
印鑑は小さなものですがそれくらい重要なものです。


